池田町ブドウ・ブドウ酒研究所では平成12年に品種登録されたブドウ「清舞」に続き、今回下記のブドウ「山幸」が新たに農水省に品種登録されましたので紹介します。
山幸
山幸のブドウ樹
品種登録年月日:平成18年8月22日
◎開発されるまでの経緯
十勝池田町にとってブドウ栽培を行う上で最大のデメリットは、厳寒期に最低気温がマイナス25度以下となる厳しい気象条件です。その厳寒期を乗り越えてブドウを生育させるためにここ十勝池田町では、冬を越す準備として土中にブドウの枝を埋める方式を行っています。しかし、培土しても春に掘り出す労力が大変であり何とかこの作業を軽減できるような「厳寒に耐えるブドウ品種の開発」このことが私たち十勝ワインにとって最大の研究でした。そして開発されたのが今回新たに品種開発された「山幸」です。
・ 山ブドウを遺伝資源として1972年から新しい品種開発の試験に取り組みました。(40年近くに及ぶ耐寒性交配品種開発研究は現在に至っても行っています。)
・ 交配は赤ワイン用主力品種の清見を「母本」に、山ブドウを「父本」にして行うが、「山幸」は3197番目の開発品種に当たる。先に品種登録を終えた耐寒性品種の第1号「清舞」は567番の開発品種だった。(2000年7月に品種登録済み)
・ 「母本」のブドウが開花し始めたら健全な花を選び、自家受粉しないようピンセットで一つひとつ除雄(おしべの花粉を取り除く)したあと、子房の成熟を待って受粉させ、結実したら収穫し、種子を保存する。
・ これらの種子を翌年の春にペーパーポットに播種、発芽・展葉したらビニールハウス畑に移植して育苗します。このときに交配番号「IK」をつけ、その中から優れたものを選抜し、組織培養(バイオテクノロジー)等によって苗を増やしていき、何回も繰り返して目的の能力を持ったブドウ樹を見つけ出します。
・ ブドウ圃場での適性試験は、@耐寒性に優れているA豊産性であるB早熟性であるC耐病性があるD酒質がよいなどの特性を見極めていきます。
・ IKの種の通し番号は、1万9千655に達しています。
・ IKとはIKEDA(いけだ)生まれの意味で、研究所独自の交配品種で、現在、1万9千655に達しています。
以上のような作業の積み重ねにより耐寒性交配品種「山幸」が誕生したのです
商品説明
十勝ワインでは今回品種登録された交配品種「山幸」を利用したワインを1999年ビンテージより販売しています。
そのワインの銘柄はブドウ品種名をそのまま利用し「十勝ワイン山幸」です。味わいは山ブドウの血を強く引いていることもあり、野趣あふれる香りと酸味が特徴で十勝ワインの中でも大変ボディー感の強いタイプに仕上がっています。(現在2001年ビンテージが市場で販売されています。)十勝ワインの中ではまだまだ新しいワインですが、これから「十勝ワイン清見」に匹敵するいえそれ以上の十勝ワインの代名詞となるワインです。ぜひ一度ご賞味下さい。の
◎商品の価格:2422円
◎容量:720ml