アイスワインを用の凍結したブドウを収穫しました。
作業風景
作業開始時間がちょうど日の出時間
です。澄み切った空気で幻想感があります
今期一番の冷え込みでした
(−15℃前後!)。
収穫は時間との勝負です。全員
黙々と作業します。
間近で見ると干しぶどうが凍結しているように見えます。
収穫されたブドウは小振りの圧搾機
(イタリア製のものです)に入れられゆっくりと圧を掛け搾られます。
ゆっくりと流れでてくるブドウの果汁は糖度の高そうな粘着性のある果汁です
果汁を糖度計で図ってみると計測不能(糖度45度以上!!)となってしまいました。
◎アイスワインへの挑戦
12月17・18・19日の3日間、この冬一番の冷え込み(-15.0℃前後)となった早朝6時半より、十勝ワインの製造課スタッフで千代田地区のブドウ畑でアイスワイン用の凍結したブドウ(山幸種)を収穫しました。
収穫されたブドウは1000kg程度、この秋にわざと収穫せずに残しておいたものです。約40アールに800本のブドウ樹、この2ヶ月間の凍結・乾燥により、水分が蒸発し果実重量が減り、糖度は30度を超えてきていました。特に12月に入り最低気温が-7〜-8℃の日が1週間ほど続き理想的な外気温となってきました。後は、収穫日に-12〜-15℃ほどに冷えることがアイスワイン用ブドウの収穫条件と言われています。
果実を凍った状態で圧搾(果汁をしぼる)すると、徐々に果汁が融け出してくるが、融けている溶質量が多いほど凝固点(融点)が低くなるために、前半に出てくるのは糖分の高い極甘の果汁となります。この日の果汁も糖分濃度が40度を軽く超えていました。
こうして得られた果汁からワインを醸造すると極甘口のアイスワインと呼ばれるワインが出来上がります。糖分濃度が高いことと、低温(15℃以下)で発酵させるため、通常よりも時間がかかり(1〜2ヶ月)ます。
ただし、出来上がるワインの量は、通常の約8分の1と少量のためとても高価なワインとなってしまいます。
世界的にはカナダのアイスワインが有名ですが、日本でも、「ふらのワイン」、「おたるワイン」と北海道のワイナリーが近年開発してきており、十勝ワインも試行錯誤しているところです。